第134章

三村俊輔はやたらと図体がでかい。身長は1m90を優に超え、古田秀一を連れて茶会の席へ現れた。片手で古田秀一の襟首をつまみ上げるようにして、ずるずると引きずってくる。

その後ろを、古田倫子が声も出せずに付いてくる。顔には「もうどうにでもなれ」とでも言いたげな、死んだ目。

四、五十代の貴婦人たちが、こんな光景を見たことがあるはずもない。古田家は帝都でも名門の一つとはいえ、御影家と比べれば格が違う。御影家に足を踏み入れた瞬間から、古田倫子は明らかに怯えていた。

古田秀一の登場で、さっきまでの一触即発の空気は完全にぶち壊れた。彼も帰国したばかりとはいえ、帝都の名門の御曹司の一人。ここにいるのは...

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